こんにちは。
ダディちゃん先生と申します。
今回は元音楽教師である私が、音楽の成績の上げ方についてぶっちゃけてしまいたいと思います。
その他の副科目である美術・技術家庭・保健体育にも通じる部分がありますので、ぜひ参考にしてください!
※中学~高校の音楽の授業を想定して記事を書いています。
結論
はい、いきなりですが結論です。
以下の4つがポイントです。
- とにかく先生に気に入られる
- 提出物は完璧に
- 実技試験は一生懸命に
- 筆記試験は一夜漬け(で十分)
では一つずつ見ていきましょう。
とにかく先生に気に入られる
1つ目からとんでもない内容ですね。
でもこれ悲しいことに、事実なんです。
主要5科目と副教科4科目の大きな違いの1つが、ペーパーテストの比重がまるで違うということです。
担当する先生や学校によって様々なので一概には言えませんが、先生たちが成績を決める基本的な基準としては、↓こんな感じです。
授業態度3:定期試験7
なのですが、副教科の場合はこんな感じになります。
授業態度3:筆記試験3.5:実技試験3.5
おわかり頂けますでしょうか。
つまり、悪い言い方をしてしまうと、先生の気分次第で6.5もの成績はほぼほぼ決まってしまうということになります。
なんなら、筆記試験よりも実技を優先する先生も少なくはないので、いくら筆記試験でいい点数を叩きつけても5段階評価で3止まりなことも少なくありません。
※これを今読んで下さっている方にも、心当たりがある方がいらっしゃるのではないでしょうか。
クラスに必ず一人は先生から異常に気に入られている子、またはその逆がいたと思います。(もしかしてあなたが当事者かも・・・)
私自身、中2の頃の家庭科の先生から異常に嫌われていて、筆記試験で96点取ったのに、成績は3でした。
嫌われてしまった心当たりとしては、転校初日に教科書がなくて、「まだ配られていないです」と答えたら「言い訳するんじゃない!!」と叱られたことがきっかけだと思います。恐ろしや。。。
ということで、とにかく先生に気に入られるということが何よりも大事です。
私情を挟むことなく成績をつけてくれる(本来当たり前のことをやってくれる)先生であればそこまで心配はいらないのですが、成績をつける先生も人間なのですから、心証が良いに越したことはないのです!
※主要5科目と副教科4科目の成績の取り方違いについては、また別記事で詳しく書こうかと思います。
※先生に気に入られる方法
ではどうやったら先生に気に入られるのか・・・。
※当たり前ですが、積極的に授業に参加する、というのは大前提です。
これも詳しくは別記事で紹介しようと思っておりますが、
副教科4科目については、その科目の係になってしまうことが最も手っ取り早いと言えるでしょう。
つまり今回の場合は、【音楽係】ですね。
授業後の提出物を集めたり、授業の前の日に先生に持ち物の確認をしに行ったり、学校によって係の仕事は様々かと思います。
『先生』と呼ばれる仕事をやっている以上、こどもたちから「せんせー!!」と声をかけてもらえて喜ばない人はいないです。
自分を慕ってくれる生徒には自然と情が沸いてくるものです。
例えば、歌の試験を10点満点で採点しているとして、「6点と7点の間だな~」と思ったら大体7点にしちゃいます。そういうものです。先生も人間ですから。
ということで、先生に気に入られるためには、その科目の係となり、「せんせー!せんせー!」とまとわりついてみるといいでしょう。
提出物は完璧に
提出物については、すべて完璧に提出することを心がけてください。
さきほど上でも書きました、
授業態度3:定期試験7
についてですが、この授業態度3は、ほとんど提出物によって判断されています。
(※もちろん、『授業態度』という言葉通り、授業中寝ていたり喋っていたり歌っていなかったりすると、先生に嫌われることに繋がり、結果として成績は上がりません。)
提出物がすべて出ていることはもちろんのことですが、内容も大事です。
音楽の授業の提出物というと、大体が授業中に扱った題材の感想プリントです。
ここでは例として、大王道の『ヴィヴァルディ「四季」より春』の感想プリントとしましょう。
あまり成績がよくない子の感想としてありがちなのが、
「きれいな曲だった」
「春っぽいなと思った」
といったところでしょう。
これでは成績は上がりません。なぜなら内容に具体性がなく、どうせまともに授業聞いていなかったのだろうな・・・という印象を先生にもたれてしまうからです。
ということで、元音楽教師が思う、先生がめっちゃ喜ぶであろう模範解答はこちらです↓
「春の訪れに喜ぶ動物たちや植物の明るい情景が頭に浮かびました。途中音が小さくなったり大きくなったりなど、春一番のような風の強弱を表しているように感じました。ヴィヴァルディの他の曲や、ヴィヴァルディと同じ時代の別の作曲家の曲も聴いてみたいと思いました。」
ポイントは以下の通りです。
- とりあえず敬語。
- いっぱい書く。3文は書く。
- 「情景」という言葉を使って頭に浮かんだイメージを書く。
- 「強弱」や「音色」など、音楽的っぽいことを書く。(ただし「きれいな音色」など抽象的すぎるものはNG)
- 「音楽大好きです!」「音楽に興味あります!」というアピールをする。
媚びを売りすぎている、と感じられるかもしれませんが全然そう思われる心配はしなくで大丈夫です。
音楽の授業の感想プリントをきちんと書いてくれる生徒なんて、クラスの一握りもいません。
※ただし、明らかに成績のために書いているという態度が見え見えだと、逆効果になりえます。
例えば、1学期ひどかったのに2学期から突然丁寧に書き始めるとか・・・。
実技試験は一生懸命に
こちらは、言葉通りです。
一生懸命歌いましょう。
大概、実技試験で歌うときというのは各パート1~2人ずつ前に出て、順番に歌わせることが多いです。
思春期の男女にとって、クラスの前で(たかが音楽の試験で)一生懸命歌うというのは、とてつもなく恥ずかしくてカッコ悪くてイケてない行為です。
クラスにもよりますが、正直半分くらいはまともに歌わないのが実際のところです。
それなので、一生懸命大きな声を出して歌うだけで、ある程度いい評価がもらえるはずです。
※ただし、授業中まともに歌っていないのに試験の時だけ一生懸命歌う生徒が稀にいますが、そういう生徒に対しては「なんやねんこいつ・・・」と非常に冷めた目で先生は見てしまいます。
普段の授業から試験は始まっている!という意識が大事です。
筆記試験は一夜漬け(で十分)
こんなこと書いたら現行の音楽の先生たちからバッシングを受けそうですが・・・、
事実です。
音楽の筆記試験内容は大体決まっていて、大体が音楽の授業で扱った教材に関するものです。
例えば虫食いの歌詞の穴埋めや、作曲者についてなどです。
音楽の授業中に配布されるプリントを復習しておけば問題ありません。
あとは楽典の問題(音符の足し算など)も出ることがありますが、普段から積極的に授業に参加していれば解けるレベルだと思います。
まとめ
もう一度リストを見てみましょう。
- とにかく先生に気に入られる
- 提出物は完璧に
- 実技試験は一生懸命に
- 筆記試験は一夜漬け(で十分)
ということで、まとめますと、先生に気に入られるということが何よりも大事だということでした。
結局、試験で満点だろうとなんだろうと、普段の授業をテキトーに過ごしていたら成績はついてきません。
男子生徒の方が音楽の成績がつきにくいのも、結局照れがあるからです。
音楽の授業に一生懸命取り組むなんて、恥ずかしくてできない・・・という男子生徒は多いです。
変声期で声が不安定な時期に歌の試験でクラスの前で歌わせるなんて、それってそもそもどうなのよ?と私は思っていたりするのですが・・・、
話の論点がズレそうなので、これはまた別の記事に書こうと思います笑
音楽の成績の取り方を始めとして、質問がありましたら是非お気軽にコメントしてください♪
ではでは♪
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