3歳までしか海外にいなかった子が親の努力でバイリンガルに育った話

バイリンガル教育

こんにちは。

ダディちゃん先生と申します。

私は過去に塾で文系科目の講師をしていたことがあるのですが、

今回は、バイリンガル教育に大成功していた、当時14歳の女の子について書きたいと思います。

※身バレ防止のため、ちょいちょいフェイクを織り交ぜますがご了承ください。

とりあえず彼女の経歴

タイトルで『3歳までしか海外にいなかった』と書きましたが、もう少し正確に表現するとしましょう。

生まれてから1歳になる手前くらいにご両親の仕事のご都合でヨーロッパへ引っ越しし、3歳になる年に半年程度インターの幼稚園に通い、その後日本に帰国してからはずっと日本の通常の幼稚園、小学校、中学校に通ってきていた、といった子でした。

引っ越し先のヨーロッパというのは、英語が公用語ではない国(例えばフランスとかドイツとかイタリアとか)だったようなので、実際に英語の環境にいたのは半年程度のインター幼稚園生活のみ、ということになります。

本人曰く、当時の幼稚園での会話のやり取りは、「ほとんどわからなかった」とのこと。

実際の英語力

まず、当時塾で講師をしていた私の目線で言うと、偏差値60半ばくらいの私立高校の入試問題レベルの英語の問題を、スラスラと楽しんで解いていた、という印象があります。中2なのに。

そう、中2なのに、です。

結局のところ中2なので、問題を解くテクニックだったりはまだまだ備わっていなかったからでしょう。たびたび間違えたりとかはしていました。(それでもクラスの中では誰よりも正答率は高かったです)

ここで私が強調したいのは、楽しんで解いていた、という点。

例えば難関私立高校向けの長文読解なんて、楽しいわけがないんですよね。だって難しいですもの。中学校でやっていない単語バシバシ出てくるし、一文がとても長いですし。実際同じクラスの子の中には制限時間内に解き終わらない(というか途中で諦めちゃう)なんて子もいたりしました。

彼女は長文読解を、普通に読書するかのように解いていたのです。

音読させるとスラスラととても良い発音で読んでくれるし、もちろんリスニング力も十分でした。

ちなみに言うと、英語以外は特別優秀な子というわけではなかったです。(←失礼)

英語以外の科目は基本的に嫌い(特に数学が嫌い)だったので、5科目合計点はそこまで高くはなかったかなーと思います。

結局のところ、彼女がここまで英語が得意になったのは、彼女とご両親の努力のたまものでしかない!と私は思うのです。

どのようなバイリンガル教育を受けたらこうなるのか

あくまで彼女から聞いた話になるので、これ以上の内容もあるかとは思いますが、とりあえず本人から聞いた内容を書いていきたいと思います。

  • 毎晩の本の読み聞かせ
  • 旅行先でのアクティビティ
  • スカイプでの英会話レッスン
  • 日々のyoutube(趣味)

順を追って説明していきましょう。

毎晩の本の読み聞かせ

はい、これはもうおうち英語の基本ですね。

これをバイリンガル教育を実践する上でこれをやっていないという方は存在しないのではないでしょうか。

幼少期から小学校中学年くらいまでは、必ず毎晩読み聞かせをしてもらっていたようです。

やはり読み聞かせは効果があるんですよ。

ただし読み聞かせだけでなく、彼女も進んで英語の本を読んでいたらしいです。

なんといっても本人も楽しめないと、言語の習得は難しいですね。

旅行先でのアクティビティ

年に一度海外旅行に行っていたらしいのですが、その際に必ず親元から離れて現地の同年代の子たちとアクティビティに参加していたようです。

例えばビーチで遊びつつ作品作りをしたりだとか、キャンプの真似事をしたりだとか、そういったものですね。

なかなか子供を連れて海外旅行へ行っても、子供だけアクティビティに預ける、といったことはかなーりハードルが高いですよね・・・。

『獅子はわが子を千尋の谷に落とす』だとか『可愛い子には旅をさせよ』だとか言いますが、実際に英語力が一番伸びるのは、英語でコミュニケーションを取らざるを得ない環境にさせてしまうこと、だと私は考えております。

私はよく「どうしたらうちの子は英語が出来るようになりますか」といった相談を受けたりしているのですが、よく冗談交じりに「電波少年のようにアイマスクとヘッドホンつけさせてアメリカのど真ん中に放り出して1か月自力で生活させること」と答えています笑

ちなみに海外旅行だけでなく、日本国内で開催していたイングリッシュキャンプにも、たびたび参加していたようです。

スカイプでの英会話レッスン

週に2回ほど、スカイプで英会話のレッスンを受けていたようです。

本人曰くほとんど雑談ばかりしていたとのことですが、それもよかったのかもしれないですね。

対面の英会話教室よりも安価ですし、ある程度英語が出来るならスカイプのレッスンはかなり効果が上がるものだと思われます。

日々のyoutube(趣味)

これはバイリンガル教育を施した結果、本人が自発的にやっていたことになるのですが、、、

今どきの若者らしく、youtubeを観るのが好きだったようです。

ただし彼女が観ていたものは、海外のyoutuberの動画ばかりだったそうです。

彼女は”勉強”のつもりではなく、”日々の息抜き”のつもりで動画を楽しんでいたので、

これは素晴らしいことですよね。

まとめ

要点をまとめると、下記の2点になると思います。

①日々の積み重ねが大事!

そして何より、

②本人が楽しめていることが一番大事!!

ということです。

ちなみに彼女のご両親は、彼女に聞いてもご本人に聞いても「全然英語はしゃべれない」とのことでした。(本当かどうかはわかりません)

この記事が皆様のバイリンガル教育の手助けとなりますように♪

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